ふくおかさん家のうまかもん

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うまかもん

甘夏

潮風と太陽が育んだ“樹成り”の「甘夏」

能古島の“地の利”が育む極上の「甘夏」

博多湾に浮かぶ島「能古島」。南北3.5キロメートル、東西2キロメートル、周囲12キロメートルの小さな島は、姪浜渡船場から船で約10分で行ける距離にあるアイランドリゾートです。島民は古くから漁業や農業などで生計を立ててきましたが、傾斜の多い地形で日当たりもよく、水はけもよいこと、ミネラル分を多く含んだ博多湾の潮風が吹くことなど、柑橘栽培に適した地の利に恵まれていたことから、近年は様々な柑橘が栽培されています。中でも甘夏はその美味しさから全国的にも注目を集めています。

一般的な甘夏は12月頃〜1月に収穫。1ヶ月間ほど貯蔵して酸味を抜き、2月頃から出荷されています。一方、福岡・能古島の甘夏は4〜6月の3ヶ月間が旬。一般的な甘夏より木の上でゆっくり、じっくり完熟させているため、自然本来の甘さに満ち、ほどよい酸味とのバランスも抜群です。そんな甘夏を使ったマーマレードは、福岡市内の小中学校の給食で提供され、子どもたちにも大人気となっています。

ゴツゴツとした見た目は美味しさの証

一般的なものより長く樹に実っているということはそれだけ風による傷もつきやすくなり、虫に食べられてしまう数も増えてしまいます。しかし、能古島産の「樹成り」甘夏は爽やかな酸味と柔らかな甘さのバランスが抜群!見た目はゴツゴツしていても、中身は最高の味わいで、全国からお取り寄せされています。

甘夏を買ってきたら、ヘタを下にして風通しのよい場所に置きましょう。常温でも1〜2週間はもちますが、みずみずしさを楽しむためにも早く食べるのがオススメです。また、旬の4〜6月は徐々に暑くなってきます。冷蔵庫に保存する時は乾燥を防ぐためにもビニール袋などに入れ、口を絞っておきましょう。もし、たくさんあれば、新しいうちにマーマレードにするのもいいですね!

旬の甘夏が食べられるスポット
のこのしまアイランドパーク「レストラン防人」

能古島内にある広大なレジャーパーク「のこのしまアイランドパーク」。園内には四季折々の花々が咲き、一年中訪れる人が後を絶ちません。小高い丘の上にある「レストラン防人」は、一面に広がる花畑と博多湾、遠くに志賀島を望めながら食事を楽しめるスポットです。

旬の甘夏が出荷される5月から11月頃まで味わえるのが「甘夏クラッシュ」。能古島産の甘夏をシロップ漬けにして凍らせ、炭酸水で割った爽やかなドリンクです。太いストローで果肉を崩しながら飲むと、甘くてほろ苦い甘夏の美味しさが感じられます。レストラン担当者は「能古島の甘夏は多くて、味もまろやか。ジューシーな美味しさを感じてもらいたいですね」と語ってくれました。

レストラン防人についてはこちら

※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。

情報

産地
能古島(西区)、志賀島(東区) 他
4月5月6月
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