ふくおかさん家のうまかもん

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うまかもん

白ネギ

砂地で育つやわらかくて甘~い「白ネギ」

白くて長い「白ネギ」は、「長ネギ」や「根深ネギ」とも呼ばれ一年中店頭に並んでいます。主に白い部分を食用とし、そのままはもちろん、薬味として使われることも多く、なべ物やスープ、炒め物などさまざまな料理において欠かせない存在です。白ネギは生で食べるとシャキシャキとして辛みがあり、加熱するとトロトロになって甘みを増します。ネギ特有の香りや食感が料理に絶妙なアクセントを加えます。またネギの白い部分に含まれている辛味成分「アリシン」は、血行促進や疲労回復、殺菌作用、免疫力を高めるといった効果があります。白ネギの旬は冬なので、風邪の予防のためにも、寒い時期はたくさん白ネギを食べましょう。

白ネギは奈良時代ごろから食べられている日本人になじみの深い野菜ですが、福岡市内では昭和30年ごろから栽培が始まりました。最初に栽培が始まったのは東区和白の和白干潟横の塩浜(新開)地区。この地区は海抜0mの砂地のため、保水や保肥の力が弱く、栽培できる品種が限られていましたが、白ネギの栽培には格好の場所。砂地でのびのびと育った和白の「白ネギ」は、旨いと評判です。「和白白ネギ」は味も品質もよいと市場からの評価も高く、福岡市を代表するブランドネギとして高い人気を誇ります。これは生産者の皆さんの研究と努力の賜物です」とJA福岡市東部の白垣道久さん。砂地なので水はけがよく、土壌がやわらかいのでネギの伸びが早く、しかも柔らかいネギに育つのだそうです。

白ネギは収穫して土や砂の付いた外側の皮を剥いでから市内の市場へと出荷され、スーパーなどの店頭に並ぶほか、市内一円の学校給食などでも使われています。
東区和白のJA福岡市東部が運営する農産物直売所「愛菜市場」では、地元の農家が丹精込めて育てた新鮮・安全・安心な旬の農産物や加工品を販売していて、和白白ネギもここで購入することができます(※仕入れは日によって変わります)。
白ネギは、巻きがしっかりとしていて真っ白なものを選びましょう。余った白ネギは新聞紙に包むか、2~3等分に切ってラップに包んで野菜室で保存しましょう。また、白ネギの青い部分は野菜を茹でる際の臭み取りにもなるので、余ったら捨てずに冷凍しておきましょう。

ふくおかさん家のうまかもんレシピ

白ネギのマリネ

■材料
白ネギ 2本

[マリネ液]
白バルサミコビネガー 大さじ3
オリーブオイル 大さじ4
ニンニク1片
赤唐辛子 1本
砂糖 小さじ2
ローリエ 1枚
塩 少々
 
■作り方
1.マリネ液を作る。
2.白ネギを5センチ幅にカットする。
3.魚焼き器で焦げ目が付くまでしっかり焼く。
4.マリネ液に漬け込み、ラップをして冷蔵庫で1時間ほど冷やす。

■Point
白ネギを焼くことで、中身もしっとりと甘みが出ます。

牛タンの白ネギソース

■材料
牛タン 150g
塩コショウ 適宜

[白ネギソース]
白ネギのみじん切り 大さじ5 (約1/2本)
白ゴマ油(なければゴマ油) 大さじ2
レモン汁 大さじ1/2
中華スープ顆粒 小さじ1
塩 小さじ1/2

■作り方
1.白ネギをみじん切りにする。
2.全ての調味料を合わせ、冷蔵庫で寝かせる。
3.牛タンを塩コショウで焼き、ネギソースを添える。

■Point
ネギソースは冷蔵庫で寝かせることで味が落ち着くので、少し多めに作っておきましょう。牛タン以外の肉や魚にもよく合います。

(レシピ提供/料理教室「Yumijina taverina」主宰・三島弓路)

※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。

情報

産地
福岡市東区
通年
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