ふくおかさん家のうまかもん

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サザエ

豊かな海で育った旨みたっぷりの「サザエ」

志賀島の名物でもある「サザエ」。島内ではつぼ焼きやサザエのオリジナルメニューを提供する店をよく見かけます。ミネラル豊富な志賀島近海では貝類や海藻がよく育つことで知られていて、「サザエ」もそのひとつ。陸からの海へと流れ込んだ養分が海底の豊かな土壌を作り、貝類が成長する環境が作られるのだそうです。

福岡市提供

サザエは「海人(あま)」による素潜りで獲られますが、志賀島周辺ではサザエやアワビの稚貝を放流し、養殖も行っています。サザエの殻にはツノがありますが、穏やかな内海で育つサザエにはツノがなく、流れの速い外海で育つサザエにはツノが長くなります。

強い磯の香りとコリコリとした食感が特徴のサザエは、刺身やつぼ焼き、炊き込みご飯などがポピュラーな食べ方。旬は春から初夏にかけて、夏の産卵期前までが最も美味しくなる時期といわれています。
サザエにはビタミンB1・カリウム・マグネシウムなどのビタミンやミネラルがバランスよく含まれているほか、アミノ酸の一種であるタウリンやたんぱく質が多く含まれていて、疲労回復や生活習慣病の予防、子どもの成長促進などの効果が期待できる、栄養価の高い食材だとか。肝の部分にも栄養素が多く蓄えられているので、肝ごと食べるのがおすすめです。

肝の先端部分の色が違うものがありますが、これはオスとメスの違い。緑がかったものはメスの卵巣で少し苦味が強く、クリーム色はオスの精巣で味がまろやかです。傷みやすいので保存期間は2~3日が目安ですが、保存する場合はボイルしてから冷凍保存するのがおすすめ。たっぷりの水でサザエを殻ごと10~20分ほど茹で、冷めたら身を取り出してひとつずつラップに包んで冷凍庫へ。

一年中サザエのつぼ焼きが楽しめる「SHOPヒロ」

サザエのつぼ焼きを味わうなら福岡市漁協弘支所の隣にある「SHOPヒロ」へ。店内にはつぼ焼きの香ばしい匂いが立ち込め、店内外のテーブル席で焼きたてのつぼ焼きを味わうことができます。サザエが獲れないときも、茹でて冷凍したものを焼いてくれるので、一年中いつでも楽しめるのが嬉しいですね。こちらのショップでは、サザエはもちろん、志賀島産のワカメやひじき、弘漁港で水揚げされた魚の干物、野菜や果物を販売しています。

また、炊き込みご飯用の「サザエの切身」や「サザエの肝煮」など、自家製のサザエやワカメの加工品もあり、土・日曜、祝日限定でサザエ飯も店頭に並びます。4月ごろからは弘産の新物わかめも販売開始なのでお見逃しなく!

SHOP ヒロについてはこちら

※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。

情報

産地
弘(東区)、玄界島・唐泊(西区)
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月12月
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