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福岡市の温暖な気候で、こんもり立派な
「ブロッコリー」が生育
冬の味覚、福岡市産ブロッコリー
福岡県下で栽培が盛んなブロッコリーですが、実は福岡市内でも比較的生産量が多い野菜の一つで、主に早良区と西区で水田の裏作として栽培しています。現在、22人の農家が加入するJA福岡市ブロッコリー部会では、作付面積は11ヘクタール、1シーズンの生産量はおよそ100トンに及びます。出荷期間は、11月上旬〜3月中旬で、1〜2月に出荷のピークを迎えます。その大半が福岡都市圏で消費され、福岡市内の公立小学校の給食でも使用されています。
大きく、おいしく育てるために
福岡市でブロッコリーを生産する髙宮太さんは、「7月下旬に種をまき、1ヵ月間の育苗期間を経て畑に苗を植えた後、11月上旬に収穫、これが福岡市エリアで初物のブロッコリーとなります。3月中旬まで安定的に出荷ができるように品種が異なるブロッコリーを順次栽培しています。ブロッコリーは比較的暑さ・寒さに強い野菜ではありますが、極端に寒いと生育は遅くなり、花蕾(からい)と呼ばれるつぼみの部分が大きくなりません。その点、福岡市内は温暖な気候なので、ブロッコリーの栽培には適しているんです」と教えてくれました。
また、乾きやすい土壌の方がブロッコリーは順調に生育するため、水はけが良くなるよう、畑に溝を作ったり、うねを高くしたり、農家の方々はさまざまな工夫をされています。
収穫して、すぐ出荷
全国的に見れば福岡市内のブロッコリー生産量は決して多くないものの、消費地に近く収穫してすぐ出荷となるため、鮮度が良いのが魅力です。「もともと収穫したてのブロッコリーを出荷しているため鮮度の良さはお墨付きなのですが、2年ほど前から野菜の鮮度保持袋を用いることで、さらに鮮度が保てるようになりました」と髙宮さん。
さまざまな料理にアレンジ
福岡市産のブロッコリーは花蕾がしっかりと詰まっていて、茎も太く立派!そのまま茹でて、塩やマヨネーズを付けて食べるのはもちろんおいしいのですが、生産者さんならではの食べ方はないか、最後に聞いてみました。「特段変わった調理法ではないですが、私は一度レンジで軽く温めて、イカと一緒に醤油とバターで炒めて食べるのが好き。調理の幅は広いので、いろいろな料理にアレンジして楽しんでいただきたいですね」と髙宮さんは話してくれました。
3月中旬まで旬が続くブロッコリー。全体的に緑色が濃く、花蕾の形がこんもり丸みを帯び、ギュッと詰まっているものを選ぶのがおすすめです。福岡市産のブロッコリーはJA福岡市が運営する直売所「博多じょうもんさん市場」などで購入できるので、ぜひ一度お試しください。
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