ふくおかさん家のうまかもん

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うまかもん

ヨーロッパ野菜

食卓が華やぐ色とりどりの「ヨーロッパ野菜」

「海外旅行で食べたあの野菜美味しかったな…、また食べたいな…」と思ってもいてもなかなか手に入らなかったヨーロッパ野菜ですが、近ごろレストランやデパート、産直で国産のものをよく目にするようになりました。実は昨今、西区や早良区の畑で多種多様なヨーロッパ野菜が育てられているんです。これらの野菜を作っているのが、2018年に発足した「博多ヨーロッパ野菜研究会」のみなさん。会長の柴田陽平さんをはじめ、7名の農家と種苗会社、仲卸会社がタッグを組んで、栽培方法や収穫時期など試行錯誤を繰り返しながら日々取り扱う品目や生産量の増加に励んでいます。そのおかげで、新鮮なヨーロッパ野菜に出会えるようになったというわけです。

「博多ヨーロッパ野菜研究会」のみなさんが育てているのは、カリーノケールやフェンネル、ビーツ、カラフルニンジン、カラフルカリフラワーなどなど。名前さえ知らない野菜もありますが、色とりどり揃っていて見ているだけも楽しく、視覚でも味覚でも食の楽しさを感じさせてくれます。

マンションが立ち並ぶ姪浜の住宅街でヨーロッパ野菜を育てている高木智代さんの畑を訪ねると、葉もの野菜だけでも実にさまざまな種類が育てられていました。「NYで暮らしていた頃に食べた西洋野菜の味が忘れられず、福岡で探してみたのですが、高くてびっくり! それなら自分で作ってみようと15年前に栽培を始めました。難しさもありますが、日本の風土に合った野菜も多く、輸入したものより断然鮮度がいいし、味も負けていませんよ」と高木さん。街育ちの都会っ子(笑)なのに、どの野菜も力強くて元気いっぱいです。

気になるのは調理法です。「初めて出会う野菜も多いのですが、どのように食べたらいいのでしょう?」とたずねてみると、「切って生のままサラダに入れたり、オリーブオイルをかけてオーブンで焼いたり、まずはシンプルな調理法で素材の味を楽しんでみてください」と高木さん。
写真のフェンネルはセリ科の植物で「ういきょう」とも呼ばれています。スライスして生で食べるとシャキシャキとしてセロリに似た食感と清涼感のある独特の香りが特徴で、クセになる人も多いとか。

独特の苦みが特徴で青汁の材料としても知られるケールを育てている早良区脇山の馬場ファームの馬場康平さんのオススメレシピは、ケールのオーブン焼き。ザク切りにしたケールと適量のオリーブオイル、塩コショウをまぶし、天板の上に広げてオーブントースターで数分焼くかフライパンで炒めるだけの簡単レシピです。こんがりパリパリになった葉先も美味しいですよ。

ちょっと加えるだけでも、食卓がとても華やかになるヨーロッパ野菜。おもてなしや家族の特別な日の食事に使ってみてはいかがですか?

ふくおかさん家のうまかもんレシピ

西洋野菜の和風バーニャカウダ

■材料
西洋野菜/大根、人参、ブロッコリー、ビーツなどのお野菜 適宜
[バーニャカウダソース]
ニンニクすりおろし 大さじ2
白味噌 大さじ1
アンチョビ 1片
オリーブオイル 大さじ4

■作り方
1. [バーニャカウダソース]の材料をブレンダーかミキサーにかける。
2.西洋野菜を茹でる。生のままで食べれるものはそのままカットする。
3.野菜を盛り付け、バーニャカウダソースを添える。

■Point
ニンニクの臭みを和らげたい場合は、牛乳か水で煮てください。
色付きのカリフラワーやビーツを茹でる際は酢を入れると色がキレイなまま保てます。

ポトフ

■材料
ソーセージ、塩麹でつけた豚肉、ベーコンなど
玉ねぎ、人参、セロリなどの香味野菜
ブロッコリーやかぶや葉物野菜などの好きな野菜
ローリエ 1枚
塩 ふたつまみ
ブイヨン 300ml 
 
■作り方
1.野菜を大きめに切る。
2.鍋にかぶ以外の野菜を入れ、ローリエ、塩と水(約50ml)をいれ、鍋から蒸気が出たら、弱火にして30分蒸し煮をする。
3.ブイヨン、かぶ、ソーセージやベーコンを入れて、更に10分煮込む。

■Point
野菜の旨味を引き立てるために蒸し煮にします。

(レシピ提供/料理教室「Yumijina taverina」主宰・三島弓路)

※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。

博多ヨーロッパ野菜研究会のみなさんに、中村学園大学の学生さんが直接お話を伺いました!それぞれの野菜のおいしい食べ方も伝授していただきましたよ♪

情報

産地
福岡市西区・早良区
通年
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