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春菊
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香りがよくて、やわらかい「博多春菊」
独特の香りと風味、食感が好まれ、鍋などの具材として人気の春菊。最近ではサラダなど生食の需要も高まっています。春菊はその名のとおりキク科の野菜で、春に黄色い花を咲かせることから「春菊」と呼ばれるようになったとか。旬は11~3月頃、ちょうど鍋シーズンの冬に旬を迎えます。
福岡市で本格的に春菊が栽培され始めたのは昭和30年代で、現在は博多区、南区、早良区、西区などで栽培されています。昨今、若い生産者を中心に春菊部会が作られ、JA福岡市ではオリジナルブランド「博多春菊」として栽培に力を入れており、1年を通じて安定した出荷を目指しています。
「博多春菊」は、有機質の肥料を積極的に使用することや、長年の品種選定によって、「茎しゅんぎく」と呼ばれるほど茎がやわらかく、苦味やえぐみが少ないのが特長です。適度な香りを残しつつ、生で茎まで食べられるほどやわらかいので、サラダでも美味しくいただけます。また、お浸しやナムル、炒め物など、幅広く活用できる野菜です。
春菊は緑黄色野菜の一種で、抗酸化作用の強いβ-カロテンが豊富に含まれています。ビタミンCやビタミンB群に加え、鉄、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富で栄養満点。また、春菊の独特の香りは、胃腸の調子を整える成分によるもので、食欲増進や消化促進の効果が期待できるとも言われています。
新鮮な春菊は鮮やかな緑色。購入後は湿らせた新聞紙に包んでポリ袋に入れ、野菜室で立てて保存しましょう。なるべく2~3日を目安にして、香りがあるうちに食べ切るのがおすすめです。
博多春菊をすき焼きでたっぷり味わう。
薬院にある「しゃぶしゃぶすき焼きの店 縁-ENISHI-」は、個室で鍋や溶岩焼きが味わえる落ち着いた雰囲気のお店。人気はA5の佐賀牛に牛タンの溶岩焼きが付いた「A5佐賀牛のしゃぶしゃぶorすき焼きコース」で、野菜もお肉もたっぷりいただけます。博多春菊はしゃぶしゃぶやすき焼きの名脇役として登場。「博多春菊は葉がやわらかくて香りがよく、えぐみが少なくて美味しい。お肉との相性も抜群です」とお店でも好評です。
しゃぶしゃぶすき焼きの店 縁-ENISHI-についてはこちら
おでん出汁と春菊の相性抜群!
定番から創作、季節の変わりダネまで、さまざまなおでんが味わえる「不思議おでん満月堂」。おでん以外の単品メニューも充実していて、気取らず楽しめる人気の居酒屋さんです。こちらでは博多春菊をさっとおでん出汁にくぐらせた「春菊のおでん」がおすすめ。「生でも食べられるほど繊細で、風味が豊かですね」とご主人。おでん出汁をたっぷり含んだ春菊をご堪能あれ。
ふくおかさん家のうまかもんレシピ
春菊と柿の彩サラダ
■材料
春菊 1/2束
柿 1/2個
くるみ、クルトンなど 適宜
オリーブオイル 適宜
塩 適宜
■作り方
1.春菊の葉を摘み取り、茎の部分は3~4センチぐらいの長さに切る。
2.種を取った柿を一口大に切り、春菊とあえてさらに盛り付け、くるみやクルトンを散らす。
3.仕上げにオリーブオイルと塩で味を調える。
■Point
仕上げに粉チーズをかけても美味しくなります。グリーンとオレンジのコントラストが効いて見た目も華やか。おもてなし料理にぴったりです。
※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。